正しく使えば怖くない!ステロイドの豆知識

ステロイドとはどんな薬?

ステロイドの誕生

アメリカの1950年にゲンタル氏、ライヒシュタイン氏、ヘンチ氏の3人の医師が、副腎皮質ホルモンとその抗炎症作用を発見したことが始まりです。

副腎皮質ホルモンとは、名前の通り副腎皮質から分泌されるコレステロールで合成されたホルモンです。

1948年、メイヨークリニックにいたゲンタル氏は、初めて副腎皮質からステロイドであるコルチゾンを取り出し精製しました。
そして、ライヒシュタイン氏より化学構造が決定し、リウマチに効く薬はないかと探していたヘンチ氏がコルチゾンを使うとリウマチ患者の症状は回復したのです。
1951年、ティシュラー氏はコルチゾンの合成をし、ザルツバーグ氏がステロイド軟膏を発明して外用薬としても活躍しはじめました。

ステロイドの日本での歴史

1940年代から開発され、内服仕様だけではなく外用服として活躍を遂げたステロイドですが、日本でもまたステロイド剤での治療が広まりました。
同時に医師の処方なしで使えるという環境になり、説明が不十分のため誤った仕様によって80年代ごろからステロイド剤を使わない方がいいという風潮が出てきました。
それに加え、過度なマスコミのステロイド剤に対するバッシングにより、ステロイドに対する不信感が広まってしまいました。

ですが、2000年頃になると、アトピー治療におけるステロイドの使用のガイドラインが制定され、今も様々な医療の場面で活躍しています。

ステロイドが本当は怖くて危ない薬だったということではなく、正しい使用法を知らなかったことが一番の問題であることがここで分かりますよね。